第9回寺子屋サルーンを開催しました(平成27年9月25日)

9月25日(金)に交流サルーンいばらきにおいて,第9回寺子屋サルーン「地域活動にデザインの力を」を開催しました。
メインスピーカーは,筑波大学芸術系ビジュアルデザイン領域准教授の原 忠信先生です。

今回は定員を超える参加申し込みがあり、満員御礼での開催となりました。
平日夜間の開催だった為、お仕事の都合などで欠席の方もいらっしゃいましたが、飛び入りも含めて34名の参加者が集まりました。

まず,原先生の活動されている竈プロジェクトの事例紹介の後,デザイン及び,ブランディングの考え方についてのお話がありました。
「デザインとは色や形のアレンジメントではない。デザイナーは仲介者であり,送り手が伝えたいことを仲介者となって受け手に伝えること」
「ブランディングとは差別化すること。日本一高い山といえば富士山。みんなが富士山にはなれないけれど,軸をずらすことによって何かの,誰かの心の中の№1になれる」
といったお話に,参加者全員が熱心に耳を傾けていました。

その後,「今日のお昼に何を食べましたか?」というユニークな質問で4〜5名ずつのチームに分かれ,ワークショップに入りました。
ワークショップでは,自分の所属する組織や活動について,自分が考える強みや他の参加者から見て感じる強みをまとめ,それを一言で相手に伝えるワークを行いました。

ワークショップの最中,原先生は終始笑顔で各チームを回り,参加者一人一人の質問に丁寧に答えていらしたのが印象的でした。
完成後,代表者数名が参加者全員の前で発表をしました。


今回は、大学生や高校生など学生さんの参加者が多く、ベテランの地域活動家の方達に混ざって新しい風を吹かせてくれました。
最年少は小学5年生の女の子で、高校生のお姉さん、お母さんと一緒に飛び入り参加をしてくれました。大人達と一緒にワークショップに取り組み、全員の前で堂々と発表をして、拍手喝采を浴びていました。

幅広い世代の皆さんにお楽しみ頂いた、第9回寺子屋サルーン。
寺子屋サルーンはこれからも,皆さんと一緒に,皆さんの学びたいことを講座として企画していきます。
この場所での新しい出会いが,皆さんの今後の活動の活性化に繋がることを願っています。