For Everyone Study
更新日:2023/09/20
地域活動団体
代表者名
植竹智央
メールアドレス
問合せ担当者
植竹智央
設立日
2020/8/1
設立目的
For Everyone Study (FES) が発足されたのは、メ ンバーの所属する茨城県BBS連盟が2020年に新型コ ロナウィルス感染症の影響により対面での活動がで きなくなったことがきっかけだった。所属している 大学生たちのモチベーションを維持するために何か できないかを模索し、オンラインでの学習支援活動 を行うことになった。
活動をするにあたり、第一著者が繋がっている保 護者と小学生から中学生に参加を募った。参加を申 し出てくれた子どもたちは不登校や登校しぶりの子 どもたちが多かったため、オンラインでの学習支援 とコミュニケーション活動を開始した。
活動内容・活動実績
茨城県を拠点とするボランティア団体,For Everyone Study(FES)は大学生を含む46人のスタッフで構成されており,不登校児童生徒にオンラインで新たな居場所を提供している。主な活動内容は学習支援(利用者9名),コミュニケーション支援(利用者11名)であり,週に1回,約1時間ずつビデオアプリを通じて個別に行っている。そのほかにも,オンラインゲーム交流会(月に1回),不登校関係者情報交換会(月に1回),共同研究など活動は多岐にわたる。
ホームページ
活動エリア
県全域
会員募集
有
茨城県内の大学生、高校生で不登校支援をしたい子達を募集しています。
茨城県内の大学生、高校生で不登校支援をしたい子達を募集しています。
会員数
46人
寄付金控除
無
活動頻度
定期
定期ミーティング 毎月第1週、第3週、第5週土曜日8時-(第1週のみでもOK)
定期ミーティング 毎月第1週、第3週、第5週土曜日8時-(第1週のみでもOK)
活動分野
- 子ども・青少年
- 子育て支援
- 青少年健全育成
- 福祉
- 相談・カウンセリング
- 教養・文化・スポーツ
- 教育問題・フリースクール
- 国際
- 教育支援
常時募集・提供しているもの、定期開催イベント等
奇数月の月末の週に20時-21時半に
不登校関係者の人を集めた情報交換会を実施しています。
他団体と交流したい事柄、分野等
教育委員会、フリースクール、不登校親の会、県内の青少年団体
PR(アピールポイント・メッセージなど)
不登校児生徒が社会からの孤立することを防ぎ,心理的安全性を担保し,子供一人一人の特性・多様性に合わせたアプローチで,自分以外の「他者」に慣れるということを重視している。不登校児童生徒には,自室や自宅から出ることに対しての心理的なハードルがあり,民間のフリースクールや市町村の適応指導教室などに行くことも難しいケースがある。それに対してオンラインにおける不登校児童生徒とのかかわりは,対面で実施する時に感じる相手の存在が画面越しである分希薄になり,その分心理的ハードルが下がるという特徴がある。
また,小学校低学年の不登校児童がFESスタッフと活動を行っている際には,保護者は安心して子の様子から目を離すことができる。そのため,保護者は,家事やその他の活動を行う時間を生み出すことができ,保護者の精神的・身体的負担軽減にも繋がる活動となっている。
FESにおけるオンラインの支援には,学校の登校などに当たらないとともに,時間制限がある。そのため,不登校児童生徒は,支援活動終了後にもっと遊びたかった,もっと勉強したかったといった余韻を残す。この余韻により,不登校児童生徒は,もっと人にかかわりたいと感じ,内発的に元々の学校や学級に行ってみようという行動につながっているのである。つまり,達成感,自己肯定感の高まりがあるものの,時間の共有の不全感を内包しているのである。
このような取組みは,対面オフラインに困難を持っている子供が,オンラインによる成功体験を積み重ねていくことで,自己肯定感を向上させる支援に繋がるものであると,先に示した復帰率からも,その効果は検証されたと言える。
また,自身が不登校で小中学生時代に,支援を受けていた高校生がスタッフとなり,小学生の不登校児童に関わることにより,彼らの年齢が大学生以上に小中学生に近いということから,小中学生のゲームと共通したものを好むことも多く,大学生以上に子どもたちに寄り添うことができる。FESの学習支援活動・コミュケーション支援活動は,結果として「ピアサポート」と「斜めの関係」を意識した支援方法に繋がっていくことで,不登校児童生徒の行き渋りの解消につながる活動となっている。
また,小学校低学年の不登校児童がFESスタッフと活動を行っている際には,保護者は安心して子の様子から目を離すことができる。そのため,保護者は,家事やその他の活動を行う時間を生み出すことができ,保護者の精神的・身体的負担軽減にも繋がる活動となっている。
FESにおけるオンラインの支援には,学校の登校などに当たらないとともに,時間制限がある。そのため,不登校児童生徒は,支援活動終了後にもっと遊びたかった,もっと勉強したかったといった余韻を残す。この余韻により,不登校児童生徒は,もっと人にかかわりたいと感じ,内発的に元々の学校や学級に行ってみようという行動につながっているのである。つまり,達成感,自己肯定感の高まりがあるものの,時間の共有の不全感を内包しているのである。
このような取組みは,対面オフラインに困難を持っている子供が,オンラインによる成功体験を積み重ねていくことで,自己肯定感を向上させる支援に繋がるものであると,先に示した復帰率からも,その効果は検証されたと言える。
また,自身が不登校で小中学生時代に,支援を受けていた高校生がスタッフとなり,小学生の不登校児童に関わることにより,彼らの年齢が大学生以上に小中学生に近いということから,小中学生のゲームと共通したものを好むことも多く,大学生以上に子どもたちに寄り添うことができる。FESの学習支援活動・コミュケーション支援活動は,結果として「ピアサポート」と「斜めの関係」を意識した支援方法に繋がっていくことで,不登校児童生徒の行き渋りの解消につながる活動となっている。