ふるさと自慢

「うりづらおはやし保存会」


うりづらおはやし保存会は、那珂市瓜連にある素鵞神社のお囃子の伝統を引き継ぎ、後世に残していくことを目的として、今から約30年前に結成されました。
保存会は、毎週水曜日の「総合センターらぽーる」での練習のほか、那珂市立瓜連小学校のクラブ活動での「太鼓教室」や、介護老人ホームでの慰問活動等を通じて、地域の世代間交流の場ともなっています。
さらに、毎年4月に静峰ふるさと公園で開催される「八重桜まつり」や、「なかひまわりフェスティバル」等の様々なイベントにも出演し、瓜連のお囃子の普及に取り組んでいます。

 

伝統を継承することの難しさ


これまでの保存会の活動は、決して楽なものではありませんでした。
人手不足や資金不足等、多くの課題があり、ネットワーカーでもある会長の川上さんは、「平成16年~17年にかけては、太鼓の打ち手が集まらず、5、6人になり、特に大変な時期でした。」と振り返ります。
現在は、保存会の会員を瓜連地区以外からも募集し、大人17名、子ども12名の会員で活動しています。

 

子ども達に継ぐ

瓜連小学校での「太鼓教室」は、2週間に一回、クラブ活動の時間に行われています。
練習の様子を見学させてもらうと、とても和やかな雰囲気の中、生徒達が、積極的に太鼓を叩いていました。
生徒達は、「学校の授業の中でも楽しみにしていることの1つです。2週間に1回の練習では、少ないと思う。1週間に2回はやりたいです。」
「音が響いてとても気持ちがいい。難しいところもあるけど、出来たらすごく嬉しい。」と感想を話してくれました。
子ども達が、一生懸命楽しそうに太鼓を叩く姿を見ると、瓜連の伝統を守る未来の担い手が確実に育っていると実感しました。

うりづらおはやし保存会の皆さん
アクセス
Information
「那珂市立瓜連小学校」
那珂市瓜連1307

推薦者:那珂市ネットワーカー連絡協議会
会長 白土繁子