ふるさと自慢

「三昧塚古墳農村公園」

戦後間もない昭和30年3月、霞ヶ浦のほとりで一つの古墳が発掘された。

地元の人々に古くから三昧塚と呼ばれていたこの古墳は発掘調査の結果、古墳の主をおさめた石棺が確認されたのに続き、特に古墳の主が被っていた金銅製の冠は馬の飾りをつけた全国的に見ても稀少な資料であった。それは同時に発掘された耳飾りとともに、古墳時代に霞ヶ浦北岸を支配した首長の豪壮な姿を思い起こさせるものだった。

今日、三昧塚古墳は二度の調査を経て復元整備され現在は公園として生まれ変わり行方市は勿論のこと、茨城はもとより全国的にも稀有な常陸の国の代表的古墳として知られることとなった。形状は前方後円墳全長82.1mである。

(出典:茨城県立歴史館主催 特別展三昧塚古墳とその時代 平成28年10月8日発行)

 

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Information
「三昧塚古墳農村公園」
行方市沖洲458−2

推薦者:
なめがたネットワーク連絡協議会
会長 菅谷 京子