ふるさと自慢
“継承され、語り継がれて来た伝統の祭りが地域を一つにし、そして強く燃えさせる。”
初日は、6町6基の山車が神社前に集結。御神輿への儀式が終わると、若衆による【禊】。禊は、77段の階段を7往復しながら水を被る過酷なもの。威勢よく階段を上下する若衆には、歓声と大量の水が浴びせられる。神輿は各町内を山車と交わり練り歩く。
2日目は、夜に山車が集結、熱い競演で若衆も観客を煽り、会場は酔いしれる。
祭礼期間中は布川13地区の子供神輿も布川の町を練り歩く。
最終日は、再び【禊】から始まり、神輿が全町への渡御を行い、日暮れに神輿と山車が神社に揃うと『布川神社臨時大祭』のクライマックス「白熱のちょうまたぎ」が始まる。神輿は激しくもまれ、門を潜ろうとするも「まだだ」と押し返される攻防が何度も繰り返され、鳥居をくぐった神輿は一気に駆け上がり境内へと運ばれ、本殿に安置される〖宮入〗を経て終了となる。最後の気力で担ぐ若衆の姿、掛け声と怒号が響く光景に観客は終始圧倒され、息をのむ。
全国的にも珍しいとされるこの祭りは、いつまでも継承していきたい利根町の宝。
次回開催は、令和6年(2024年)です。
アクセス
Information
「布川神社」
寛元年中(1243~1247年)豊島摂津守の建立。かつては正一位布川大明神とあったが、明治維新の折、現在の布川神社と改称した。
寛元年中(1243~1247年)豊島摂津守の建立。かつては正一位布川大明神とあったが、明治維新の折、現在の布川神社と改称した。
アクセス:
茨城県北相馬郡利根町布川1179
推薦者:
利根町ネットワーカー協議会
会長 西村 重之