第19回寺子屋サルーンを開催しました(令和元年7月27日)

7月27日(土)交流サルーンにて,第19回寺子屋サルーン「新しい活動を立ち上げよう!」を開催しました。
講師は,空き家問題を軸に様々な手法で地域活性化の新しいプロジェクトを立ち上げてきた建築士の加藤雅史さんです。
新規プロジェクトの立ち上げにおいて重要なポイントを,加藤さんの経験をもとに教わりました。

加藤さんは,リノベーションスクールで水戸市の泉町仲通り商店街を扱ったことをきっかけに,地域活性化に取り組み始めました。
ただワークショップで終わらせるのではなく,ここから継続的に盛り上げていきたいという思いで,有志の方々とともにイベントを開催しました。
イベントは無事開催できたものの,SNS上や商店街の方々から,「よそ者が何をしているのか」「金儲けのためではないか」という厳しい反応があったそうです。

加藤さん達は実際に泉町仲通りに活動場所を構え,1年半ほどかけて地道にコミュニケーションを重ね,商店街の方々との関係を築きました。
そして,クラウドファンディングで集めた資金とみなさんの協力のもと,泉町仲通りの顔である門看板の修復を成功させました。

活動は軌道に乗ったと思われましたが,ここでともに活動していたメンバーが離散してしまったそうです。
その原因は,リーダーがいなかったこと,そして理念がなかったこと。
活動をしていくなかで生まれる,「なぜこのようなことをするのか」という疑問に対しての答えとなる明確な理念があり,それに沿ってメンバーを引っ張るリーダーがいることが,
活動を長く続けるためには重要であるというお話しでした。

失敗談も含めて,とても貴重なお話を聞くことができました

 

次に,マチノイズミプロジェクトについてもお話しいただきました。
泉町にあった空き店舗をクラウドファンディングで集めた資金を使って改装し,学生を中心に多世代交流スペースとしてオープンしたのがマチノイズミです。
泉町仲通り門看板の修復,マチノイズミプロジェクト,どちらもクラウドファンディングで資金を調達していますが,クラウドファンディング成功のファクターは「共感力」。

その活動を応援したいという思いから支援をいただけるため,まずは活動する人の顔がわかるように写真を載せること,
そして返礼品には活動のオリジナルな要素を入れることが,共感を得るためのポイントになるそうです。

門看板の際には加藤さんご自身がデザインしたTシャツがあったり,マチノイズミでは実際に改装作業に参加できたりと,
その活動や活動する人を応援してくれるファンの方には嬉しい「ならでは」の返礼品が,成功の秘訣と仰っていました。

そしてファンを増やすためには,とにかくSNSで発信をし,「知っていたら支援したのに……。」という声を少しでも無くすことが大切だというお話でした。

最後に,参加者の方それぞれが,新しい活動をスタートさせるためのクラウドファンディングについて考えるワークショップを行いました。
なぜこの活動をするのか,その活動を行うための金額はいくらか,返礼品な何かなど,実際のクラウドファンディングに必要な項目についてワークシートを使って書き起こし,
発表していただきました。参加者同士の意見交換で,皆さんそれぞれの今後の活動を後押しするようなお話もありました。

今回印象的だったのは,何らかの「交流」を生み出す場を作りたいという声が多く挙がったことです。
今年度の寺子屋サルーンは「共助・共生」を大きなテーマとして開催していますが,そのような地域社会の在り方を求める思いが確かにあることを実感するとともに,
実現へ向けたヒントを共有することができました。

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今回お話しいただいたマチノイズミは,310食堂や料理教室・体験教室などのイベントが開催されていたり,学生さんが勉強していたりと,なんでもありの交流スペースです。
寺子屋サルーンの打ち合わせで初めてお伺いしましたが,とてもオシャレで居心地の良い空間でした。みなさんもぜひ,足を運んでみてください。

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≪お知らせ≫

次回の寺子屋サルーンは10月20日(日),NPO法人キドックスの上山さんをお迎えして開催する予定です。